MVNOから提供される格安スマホが安い理由

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これまで、MVNOとMNOの違いについては説明してきました。

MVNOとは?MNOとの違い

 

それでは、どうしてMVNOはMNOよりも安くできるのでしょうか?

 

980円などの低料金でサービスを行うのは、ほぼすべてが「MVNO」と呼ばれる事業者です。

MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の頭文字を取った略称で、日本語では「仮想移動体通信事業者」と呼ばれます。

なぜ“仮想”なのかといえば、ドコモやKDDI、ソフトバンクなどの通信事業者と違い、基地局などの設備を持たないからです。

代わりに、MVNOはこうした設備を既存の通信事業者から借りて利用しています。

 

そのため、安いからといってエリアが狭いわけではなくて、むしろ、エリアに関しては回線を貸し出す事業者とまったく同じとなります。

少なくとも品質面では「安かろう、悪かろう」ではないのが、MVNOの特徴といえます。

現時点で格安SIMを提供する事業者のほぼすべてが、ドコモから通信回線を借りています。一部にauのものもありますが。

加入者情報の識別や、通信量の集計をする設備を自前で持っているところもあるが、エリアに関してはドコモと同じと考えておけばいでしょう。

 

 

ドコモと同じエリアなのにドコモよりも料金が安いのはなぜかと思われるかもしれないが、低価格の仕組みは明快です。

 

1つは、サポートや営業などのコストが異なること。ショップなどがなく、事業規模が小さいぶん、低料金を打ち出しやすいというわけです。

 

もう1つの理由は、使えるデータ通信量や通信速度に制限をかけているからです。

例えば、月980円でサービスを行うNECビッグローブの「エントリープラン」は、1カ月に使えるデータ通信量が1Gバイトとなっています。

ドコモ本体のLTEであれば、選択肢は3Gバイトか7Gバイトしかありません。

また、通信速度を絞って料金を安くするという方法もあります。

もともと980円の格安SIMはこの仕組みで誕生したもので、通信速度が128~200Kbps程度に制限されていました。

ただし今では、980円で1Gバイトまでフルスピードで使えるプランが登場しており、競争の結果、常時速度制限をかけた格安SIMは少なくなっていると言えます。

 

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